被災地へ届け、200安打!
ソフトバンク内川聖一外野手(28)が1日、東日本大震災のチャリティーとして1安打につき1万円の義援金を送る考えを明かした。右打者歴代最高打率を誇るヒットマンが、被災者への思いをモチベーションに、日本人の右打者では史上初となるシーズン200安打を目指す。
自身が放つヒット1本1本が、被災者のためになる-。悩み抜いた末、内川が導き出した結論は「安打基金」だった。震災報道を行った元アナウンサーの翼夫人から、被災地の悲惨な状況を伝え聞いた。心を痛め「自分にできることは何か」と悩んできた。夫人と相談し、1安打につき1万円を送ることを決めた。
「自分はバッターなので。野球選手として、自分も喜べる形にしました。本数を打つことで金額も大きくなる。プレッシャーというか、集中できる要素が増える」。
横浜に在籍した昨年は、182安打。「安打基金」にはCSや日本シリーズでの安打も含める考えで、順調なら200万円近い義援金を送ることができる。被災地への思いを、日本人右打者では史上初となるシーズン200安打につなげる。
「1年間、展開にも関係なく1打席も無駄にしないという気持ち。毎年そういう気持ちですけど、今年はさらにその気持ちが強まる」。
主将・小久保の行動に感化された。26日の楽天戦後、小久保の呼び掛けでチャリティーイベントが行われた。当初の参加予定は内川を含め数選手だったが、賛同した1軍のほぼ全選手が参加。楽天の田中や岩隈らも急きょ、駆けつけた。
「震災後、いろんな方から(チャリティーの)誘いを受けた。ただ、小久保さんがああいうことをされたのを目の当たりにして、自分も1人で何かしなきゃいけないと思った」。
安打基金は、来季以降も続けていく考え。安打製造器が、コツコツと支援の気持ちを積み重ねていく。【倉成孝史】



