オレ竜突貫工事だ。中日落合博満監督(57)が1日、ナゴヤドームでの練習中に新外国人ジョエル・グスマン外野手(26=オリオールズ2A)に対し、開幕前では異例の打撃矯正を行った。今日2日からの巨人との慈善試合2連戦を控え、今季のキーマンに約20分間、身ぶり手ぶりのマンツーマン指導を行った。

 落合監督がノックバットを手に、助っ人大砲グスマンに歩み寄った。フリー打撃を終え、ケージから出てきた大男は、指揮官の姿に足を止めた。そのままケージ裏で、通訳を介しながら打撃矯正がスタートした。

 まずはバットの握り方を入念に確認。グリップを絞って脇を締め、打ちに行く際、右肩とヘッドが下がる悪癖を矯正したもようだ。落合監督は、手にしたノックバットで何度も腕とバットの効果的な使い方も実演してみせた。グスマンも質問をぶつけ、右手を押し込む動きをしきりに繰り返すなど、濃密な20分だった。

 グスマン

 内容については言えない。でも、監督は打者として素晴らしい経験を持っている。今日言われたことは、これからも毎日やっていくよ。

 キャンプから順調に調整してきたが、3月中旬に当たりが止まった。30日の阪神との練習試合で3安打を放つまで、対外試合6試合で20打数1安打と苦しんだ。放任していた指揮官も、阪神戦の3安打の感触とともに復調の兆しをつかみつつあるこの時期が、メスを入れる最適のタイミングと判断したようだ。

 今日2日には、連覇へ最大のライバルと目される巨人との練習試合が控える。今日2日の先発予定は注目のルーキー沢村。矯正したフォームを試すには最適な相手だ。メスが入ったG砲が、G倒で効果のほどを証明する。そして、開幕戦に5番右翼で先発するべく、調子を上げていく。【八反誠】