届け、祈りのアーチ-。阪神新井貴浩内野手(34)が、今日2日からの慈善試合・横浜2連戦(横浜)でスラッガーの真骨頂を披露する。12球団が同時に行うチャリティーマッチを翌日に控えた1日、甲子園室内練習場で調整を行った。

 新井

 全力でプレーする。結果はもちろん(大事)。いいものを見せられれば。プレーする選手と球場に来てくれるファンが気持ちをひとつにしてやりたい。そういう試合なので。

 プロ野球選手にできることは、真剣に野球に打ち込むことしかない。新井は「いいもの」と表現したが、スラッガーがファンに贈る最大のプレゼントは、ホームランだ。「東日本大震災」の被災者支援という趣旨は、労組プロ野球選手会会長の新井が訴えてきたものだ。3月30日中日戦に実戦1号を放った上昇気配の4番打者に、大きな放物線を描くアーチの期待が集まる。

 横浜2連戦の試合前には両チームの選手が募金箱を持って、来場者に対して被災地への支援を訴える。

 新井

 チャリティーマッチですし、12球団一斉にやるわけですし。そういう人(被災者)たちのためにもいいプレーを見せたい。

 シーズン開幕の4月12日広島戦(甲子園)まで残り6試合。「毎年と同じです。開幕にいい状態にもっていって、いいスタートを切る」。真剣に野球に打ち込む姿が、何かの力になることを祈って、新井がバットを振る。【益田一弘】