足場を固めて首位固めだ!

 横浜が積極走塁をさらに盤石なものにするため、横浜スタジアムの土の部分の地固めに着手。18日は、現場からの要望を受けた球場関係者が、それぞれのベース付近の土を掘り返し、ローラーなどで固め直す作業を行った。

 本来なら、オープン戦でオフに入れ替えた土の硬さの確認を進める予定だった。しかし震災の影響で実戦が減り、チェックも万全にできず。土台部分の土が、表層部分となじみきらず軟らかさを残す状態だった。このため、開幕戦では二塁打を放った村田が一塁を回ったところで足をとられるシーンも見られた。表面の土が上滑りしてしまうが、これでチームに浸透した積極性まで“滑って”しまっては一大事。ケガの危険性もあり、球場側も急ピッチで作業を進めている。

 今日19日からは首位で並ぶ広島戦。勝てば07年5月3日以来の単独首位も見えてくる。尾花監督も「何とかやっつけましょう」と気合十分。好調な時こそ、まずは足元から。今年は、滑り落ちるわけにはいかない。【佐竹実】