右肩腱板(けんばん)痛で2軍調整中の楽天岩隈久志投手(30)が10日、交流戦明けの1軍復帰を目指していることを明かした。現在、仙台・泉の2軍練習場でリハビリを続けている。この週末にもブルペンで立ち投げを行った後、2軍戦に出場予定。昇格時期を「交流戦明けのつもりでやっています」と定めた。

 日程上、2軍戦登板は18、19日の西武戦(天童)が最短目標となりそう。24日に再開するリーグ戦は、いきなり10連戦が組まれている。先発を最低2枚、補充する必要がある。2軍戦登板後の患部の状態を見極めてからになるが、10連戦前半に1軍復帰がベストの青写真となる。なお、右内転筋挫傷でリハビリ中のラズナーも近く実戦復帰の見込みだ。

 ここまで借金6と苦しい戦いが続くが、リーグ戦再開は1つの節目。巻き返しのきっかけにしたい。岩隈は「チームに貢献できるよう頑張りたい」と誓った。待望のエース復帰を浮上の追い風とする。