阪神が今オフの戦力補強の候補に韓国ロッテの李大浩(イ・デホ)内野手(29)をリストアップしていることが4日、分かった。李は昨年、“世界記録”の9戦連続本塁打を放つなど韓国を代表する右の大砲。今季も打率3割6分5厘、20本塁打、64打点と絶好調で、今季中にはFA権を取得する見込み。球団首脳は「戦力補強に関しては9月以降に話を詰めていくことになるが、名前は挙がっている」と明言した。

 李と同じ一塁手のブラゼルは昨オフに条件付きの2年契約を結んだが、アクシデントが起きた場合に備える必要がある。マートンは2年契約の最終年で、現有戦力の来季去就は流動的。球団はシーズンと同時並行に補強リストの作成を進めている。韓国から選手獲得には至っていないが、アジア戦略を進める球団にとって韓国は営業面でも期待できる地域のひとつだ。