<楽天1-0ソフトバンク>◇13日◇Kスタ宮城

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(39)の強行出場も勝利に結びつかなかった。7回2死満塁で第4打席が巡ってきた。フルカウントからの6球目。楽天青山の直球を仕留め損ねて二飛。1安打1四球で2度出塁したが、ホームが遠いこの日を象徴する打席となった。打線は今季5度目の無得点黒星。残塁は10を数えた。粘投を続けた先発和田を援護できなかった。

 小久保

 7回なあ。紙一重やったけど。7回がすべてや。あそこで俺が打っていたら勝つんや。ワクワクしながら(打席に)行ったんやけど。

 4番を張るスラッガーとして、責任を一身に背負った。無念の思いを押し隠し、下を向くことなく、振り返った。前夜、守備で右手親指付け根を痛めた。打撲で済んだが、この日になっても腫れは引かなかった。「血管が切れとるだけや」。打撃用グラブの下では、テーピングで腫れを抑え込んでいた。ただ、小久保だけがゼロ行進の原因ではない。3番松中は6回無死二塁で中飛に終わり、5番オーティズも6回1死一、二塁で中飛。今季初の3番松中、4番小久保、5番オーティズのクリーンアップが嚙み合わなかった。

 3連勝で止まった裏には、記録に残らないミスもあった。初回の失点は、和田がけん制で誘い出した一塁走者の内村を挟殺プレーでアウトにできなかったことが響いた。指揮官は打てなかった結果よりも、ミスに警鐘を鳴らした。

 秋山監督

 ミスが結果的に1点になったからな。そういうのがないように、しっかりやらないとな。

 今日14日は楽天田中との今季初顔合わせ。防御率1・27とリーグトップの安定感を誇る右腕から白星を奪い取れば、最高の憂さ晴らしだ。【松井周治】