侍ジャパンの井口資仁監督(51)は2日、宮崎合宿のスタートにあたり現地入りした。12日に開幕する「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(東京ドーム)へ向け、打線のキーマンにソフトバンク正木智也内野手(26)を指名した。日本シリーズでMVPを獲得し、乗りに乗る大砲を「1番打者」に抜てきする構想も明かした。圧倒的な破壊力でアジアの頂点を奪いにいく。
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井口監督の表情が引き締まった。打線のファーストチョイスに迷わず正木の名前を挙げた。「一番長打力がある。相手に脅威や圧をかける存在として、今の予定では1番に置きたい」と明言した。打線のエンジン役として抜てきする構想を明かした。
DeNAとの日本シリーズでMVPを獲得した大砲への信頼は厚い。全4戦で2本塁を含む16打数7安打、打率4割3分8厘をマーク。単に主砲として期待するだけでなく、機動力もかみ合わせた攻撃的な1番として起用し、相手投手の出はなをくじく狙いだ。
24歳以下または入団3年目以内を基本とする若手主体のチームにおいて、オーバーエージ枠で選出した正木にかかる期待は打撃面にとどまらない。「キャプテンは設定せず、若い選手の適性を見極めたい」と語る指揮官のもと、最年長として背中でチームを引っ張る役割も求められる。
井口監督は「侍ジャパンに求められているのは優勝。アジアの頂点を目標に確実にやっていきたい」と意気込んだ。3日から宮崎合宿をスタート。7、8日の練習試合を経て試合勘を養い、本番へ備える。宮崎はダイエー時代からなじみ深い原点の地。「短期決戦は一発勝負。どう勝つかを共有し、泥臭く1点を取りにいく」と力を込めた。まずはアジア王者。その先のプレミア12、ロス五輪へとつなげるため、井口監督と若き侍たちの挑戦が始まる。【鳥谷越直子】



