<西武1-8ソフトバンク>◇7日◇西武ドーム

 ソフトバンク川崎宗則内野手(30)が、気張って大仕事だ。1点を追う7回。2死から、安打、死球、四球で満塁機が巡ってきた。川崎は打席が回ってくると信じていたのか、一塁側ベンチでバットを持ってタイミングを合わせていた。どんな球でもはじき返そうとする準備が、勝負どころで生きた。

 川崎

 みんなが作ってくれたチャンス。ここで打たねば男がすたると思って、(鹿児島弁のかけ声)「チェスト」行きました!

 狙い球とか、ない、ない。あそこは来た球を打つだけ。反応です。

 西武石井一の2球目のスライダーを左前へ。逆転の2点適時打だ。チームは4日オリックス戦6回の攻撃で多村がタイムリーを放って以来、それまで29イニング適時打がなかった。川崎の一打が口火となり、終盤は若手選手が中心となっての猛攻だ。

 川崎

 小久保さんがチャンスで勝負強いので、あそこは小久保さんになったつもりでいきましたよ。

 選手会長がそう表現する存在感を放つ主将小久保も9日ロッテ戦(福岡ヤフードーム)での戦列復帰を目指している。夏バテ気味だった打線も、再び全開モードになりそうだ。【松井周治】