<日本ハム0-4ソフトバンク>◇13日◇札幌ドーム
エースがやり返した。ソフトバンクはエース杉内俊哉投手(30)が日本ハム打線を封じ込んだ。わずか2安打、二塁すら踏ませなかった。前日12日はダルビッシュに5安打完封負けを喫したが、相手エースをしのぐ投球で仕返しした。
9回無死一塁。陽岱鋼への初球に宝刀チェンジアップを投じた。打球は力ない遊ゴロ。併殺に仕留めると、代打ホフパワーのバットをへし折る二ゴロで試合を終わらせた。ダルビッシュ見たか、と言わんばかりに、スコアボードに9個の0を並べた。「今日負けたら1・5ゲーム差だったのでプレッシャーはあった。絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がった」と、強い意思で投げ抜いた。
前日のお返しにしては、「おつり」がくる圧巻の投球だ。ダルビッシュの完封は5安打。重圧のかかるマウンドで、1回から飛ばした。直球、変化球ともに抜群のキレ。8回までに毎回の11奪三振。前日ダルビッシュに47度目となる2ケタ奪三振数で並ばれたが、1日でリードを奪った。「ダルビッシュには負けるけど、チームが勝てばいい。(勝利数で)ダルビッシュに比べると半分だけど、これから1つでも縮めていけたらいい」。
7月以降6戦3勝。夏場に3試合連続で9回を投げ、すべて2ケタ奪三振とギアが上がってきた。秋山監督も「素晴らしかったね。完璧でしょう」とほおを緩めた。通算完封数は17度目で、球団左腕で南海時代の中谷に並ぶ歴代トップタイ。ライバルとのゲーム差を再び3・5に広げた。【倉成孝史】



