<日本ハム5-2ソフトバンク>◇14日◇札幌ドーム
鷹軍団は持ってなかった…。ソフトバンクが、佑ちゃんの前に残塁地獄だ。2度目の対決となった日本ハム斎藤から2点を先取したが、黄金ルーキーの前に毎回残塁の拙攻で、悔しい逆転負け。2カード連続負け越しは今季初めてで、2位日本ハムを突き放すはずが、再び2・5ゲーム差に迫られた。
ヒットは出るが、その分、残塁の山も築かれた。2点リードの3回無死満塁。日本ハム斎藤に3連打を浴びせ、KO寸前まで追い詰めていた。押せ押せムードの中、6番多村がフルカウントから、外角直球をまさかの見逃し三振。前打席で7号ソロを放っていたオーティズは、痛恨の三ゴロ併殺。日本ハムファンの拍手と歓声が場内を包んだ。
序盤で試合を決められるはずが、思いも寄らぬ逆転負け。秋山幸二監督(49)のストレスがたまるのも当然だ。不愉快そうに短い言葉を残した。
「あそこだろ。誰が見てもそうだろ。あそこで1点取っておけば」
3回の満塁機での無得点。指揮官が嘆くのは無理もないが、佑ちゃんがマウンドにいるすべてのイニングで得点チャンスがあったのだから嘆きは深い。1回には3番内川の適時二塁打後に、追加点を奪えなかった。2回2死二塁、3回無死満塁、4回無死二塁、5回2死二塁、6回無死一塁と、走者を置きつつかわされ続けた。打線は日本ハムを上回る11安打を放ったが、残塁も2桁の10。10安打6残塁で、6回には3度のランエンドヒットをすべて決めた日本ハムの鮮やかな攻撃とは、あまりにも対照的だった。
ライバルとのゲーム差は2・5。2カード連続負け越しは今季初だ。ホークスが日本ハムより3試合多く消化しており、勝てる試合を落とせば致命傷になりかねない。痛恨黒星を、昨年のドラフトで競合指名した黄金ルーキーから得た教訓にしなければいけない。
明日16日には左太もも裏を痛めて離脱していた大砲カブレラが1軍復帰する予定。DHカブレラで、内川が外野守備につくケースも考えられる。明日以降は福岡ヤフードームで3カード連続と、本拠のメリットもある。残塁地獄は札幌の悪夢とし、地元福岡で再び首位固めといきたいところだ。【松井周治】



