楽天田中将大投手(22)と日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、9月10日にクリネックススタジアム宮城で行われる楽天-日本ハム19回戦(午後2時開始)で先発する可能性がでてきた。両投手は先週土曜日の試合にそろって先発。チーム事情などに変更がなければ、中6日の登板間隔を保ち、9月10日の試合でぶつかる。楽天本拠地での日本ハム戦は、この3連戦が今季最終カードとなる。

 田中には、中5日で明日26日のソフトバンク初戦に先発する選択肢もあった。だが、この日の試合前練習メニューは遠投、中~長距離のランニングなどで、ブルペン投球はなし。中6日での登板3日前にこなす調整だった。前回登板で126球を投げ完投している上、27日の同第2戦は相手先発に杉内が濃厚。総合的に考慮し、中6日を保つ判断をしたとみられる。

 一方、斎藤はこの日、中6日での登板3日前に必ず行うブルペン投球を行った。先発ローテーション編成上の理由から、斎藤の中6日、土曜日先発は今後数週間は継続するとみられる。

 2人の先発対決が実現すればプロでは初、06年夏の甲子園決勝以来となる。田中は今季開幕から先発の軸として回転し、24日時点で12勝4敗、防御率は12球団トップの1・48。斎藤は左脇腹痛で5月8日から約2カ月離脱したが、復帰後は先発枠を守り4勝2敗、防御率2・62。楽天星野監督、日本ハム梨田監督とも、シーズン中1度は2人が投げ合うよう、年初から前向きな姿勢を示していた。