<楽天1-2ソフトバンク>◇28日◇Kスタ宮城
ソフトバンク内川聖一外野手(29)が、チームに24イニングぶりの得点をもたらす先制適時打を放った。3回1死二塁の10球目だ。長谷部の見逃せばボール球の外角低めチェンジアップ。両腕を必死に伸ばし、食らいついた。打球は二塁手内村の頭を越え中前へポトリと落ちた。
「ボール球でしたが、何でもいいんで、とにかく打ってやろうという気持ちでした。しばらく打ててなかったし、良かった。今まで打てていなかったので、どんな形でも打ちたかった」
前日27日には田中に対し移籍後初の1試合3三振を取られ、怒りの表情を浮かべ、無言で球場を後にしていた。その悔しさをすぐに晴らす泥くさい一打を放った。立花打撃コーチは「技術が高いから、泳いでもしっかりとらえることができる」と絶賛した。
遠征先に自分の頭の形をとってつくった安眠まくらを持参。最低8時間の睡眠時間を確保し、体調管理している。だが、前日は田中に子供扱いされた悔しさが、ベッドで横になっても込み上げてきた。
交流戦終了時に3割6分3厘あった打率は急降下。右太もも裏の肉離れは回復しつつあるが、まだ本来の打撃には程遠い。泥くさく打った適時打を浮上のきっかけにする。【奈島宏樹】




