阪神鳥谷敬内野手(30)が3日、国内フリーエージェント(FA)権を初取得した。出場選手登録日数が8年に達した。球団は選手会長も務める生え抜きスターに対し、この日までに最初の残留交渉を完了させて、誠意を伝えた。

 節目の日を迎えた不動の3番は、感謝を口にした。

 鳥谷

 そういうふうに(引き留めたいと)思ってもらえるのは幸せなことです。

 交渉役の沼沢球団本部長は「こちら側としては現時点での誠意、残ってほしいという話をした。今週の初めから今日までに話をした。(鳥谷から)僕は悪い反応をとっていないけど」と明かした。

 今季の鳥谷は102試合で打率2割8分8厘、3本塁打、36打点。昨季は遊撃手最多打点の104打点を稼ぎ出した。他球団がFAでの獲得に興味を示しても不思議はない。球団として前カード中日戦の遠征先名古屋も含め、取得日だけにとらわれることなく、しっかりと残留を要請した。

 ただ鳥谷は優勝争いの渦中だけに、シーズンに集中する構えだ。順当なら来季中に取得できる海外FA権に関して「1年待ってメジャーという考えもあるか」と質問され苦笑いで言った。

 鳥谷

 今は全然(先のことは)何も考えていない。FAをとったという実感もないし。8年が過ぎたんだなという感じです。

 球団は次回交渉をシーズン後まで封印する方針だが、鳥谷が迎えた節目を尊重し、まずは誠意を伝えた。