大型連勝でCS圏再突入じゃ。広島は今日17日から阪神4連戦(マツダスタジアム)に始まり首位ヤクルト、横浜と勝負の9連戦を迎える。野村謙二郎監督(44)は大型連勝をもくろみ「何かを起こしてくれることを期待します」と選手にはっぱ。現在5連敗中の借金「9」。劇的なV字回復を目指し、エース前田健太投手(23)が白星街道への先陣を切る。

 もう、やるしかない。崖っぷちに追い詰められたら、理屈うんぬんではなく全力でぶつかるほかない。阪神4連戦から始まる9連戦は、窮地の広島にとって最後の大勝負といえる。指揮官はその思いをかみしめるように話した。

 野村監督

 毎日が勝負どころ。選手も頑張っているけれど、精神的にも勝つことが一番の薬になる。一生懸命練習して結果を出せるようにしたい。9連戦の中で、大きな連勝をしていくしかないですから。何かを起こしてくれることを期待しています。

 現在5連敗中で、借金は「9」。クライマックス・シリーズ(CS)進出も極めて厳しい状況にある。劇的なV字回復を実現するには、大型連勝しかない。広島の今季の最大連勝は、4月14~21日まで、引き分け1つをはさんだ6連勝。投打がかみ合えば大型連勝は決して不可能ではない。

 そのために必要なのは、いうまでもなく初戦の勝利だ。指揮官も「まず頭(初戦)をとりたい。それがすごく大事です」と話す。

 4位阪神との第1戦に送り込むのは、エースの前田健。10日の巨人戦(東京ドーム)で、打撃時に右手を痛めて6回で降板し負け投手になったが、順調に回復。16日はマツダスタジアムでの練習に参加し「もう普通に打てますよ」と笑顔を見せた。「連勝して波に乗りたい。まだまだ分からないですよ」と、エースも悪い流れを変えることに意欲満々だ。

 ここ4試合連続で2桁安打され、疲れの出た投手陣が打ち込まれるケースが目立つ。大野投手チーフコーチは「しっかり立て直して、投手がしっかり投げていい流れをつくる試合をしないと。今まで頑張ってきたのに、ここで全部なくなるのではいけない」と巻き返しに燃える。投打に総力を結集し、チームの力を振り絞る。【高垣誠】