<ソフトバンク7-0日本ハム>◇28日◇福岡ヤフードーム
明日にも胴上げだ!
ソフトバンクが快勝で、優勝マジックを3とした。先発した和田毅投手(30)が、7回6安打無失点で14勝目。救援陣も好投し、球団新記録となる今季25度目の完封勝ちで日本ハムに引導を渡した。打線も2日連続の2ケタ安打と大爆発。明日30日の西武戦(西武ドーム)にも、2年連続のリーグ優勝が決定する。
これが、ぶっちぎりでのリーグ制覇を目前にしたチームの強さだ。1点リードの4回。この日唯一と言っていいピンチを迎えたが、マウンドの和田はピクリとも動じなかった。1死満塁で、打席には前日に本塁打を放っている6番中田。一打逆転の場面だったが3球であっさり追い込むと、最後は外角ギリギリいっぱいの直球で見逃し三振に切った。
和田
流れが悪くなりかけたところだった。中田君をいい形で三振に取れて、いけると思った。あそこを0に抑えられたのが大きかった。
続く鵜久森も力ない一ゴロに打ち取りこの回を無失点で切り抜けると、直後に味方が一挙4点を追加しほぼ試合を決めた。和田もその後はまったく危なげない投球で、7回まで無失点。それどころか、中盤以降は「後半からはいろいろな球種を試した」と、CSでの対戦も見据えての投球を行う余裕すら見せた。
前回はオリックスを4安打完封するなど、何が何でも今季こそCSを突破しチームを日本一に導くという強い思いがある。16日に海外FA権を取得。シーズン中ということで明言こそ避けているが、大学時代からメジャー志向は強い。すでにメジャーの複数球団がその投球能力を高く評価し、この日もドジャースなど3球団以上の関係者が視察。周囲はヒートアップするが、新人だった03年以来の日本一をつかむまでは海外への思いは封印し、「できるだけ早く(優勝を)決めたい思いはある」とマウンドに集中する。
ベンチは好投の和田を7回でマウンドから降ろすと、7日間登板のなかった森福を調整登板させる余裕すら見せた。9回もブラゾバンが無失点に抑えて、球団新記録となる25度目の完封勝ち。シーズン中盤までマッチレースを繰り広げていた日本ハムにまざまざと強さを見せつけ、12・5ゲームという大差をつけた。秋山監督は「今日も何もないよ。和田はずっと状態がいい」と、言うことなしだ。2日連続の快勝でマジックを3に減らしたが、指揮官の表情に油断はない。【倉成孝史】



