<ファーム日本選手権:日本ハム3-4中日>◇8日◇サンマリン宮崎

 ウエスタン・リーグ覇者の中日がイースタン・リーグ覇者の日本ハムを下し、2年ぶり6度目の優勝を果たした。先発したドラフト1位ルーキーの大野雄大投手(23)が5回3安打無失点と好投し、勝利に導いた。

 勝利投手となった中日大野雄大投手(23)は「大事な試合に先発させてもらい、無失点で満足しています」と、ホッとした表情を見せた。左肩痛を抱えながら入団。実際に投球練習を開始したのは6月後半で、1軍登板はない。「目標である1軍での勝利を目指したい」と、残り11試合となった公式戦初登板へ意欲を見せた。9度宙に舞った井上監督は「調子はいまいちで、5回でいっぱいかなと思った。昨日の練習を見て、この子らは勝つなと確信していた。ナイスゲームだった」と満足そうに振り返った。