<ソフトバンク4-1オリックス>◇9日◇福岡ヤフードーム

 右太もも裏痛を抱えるソフトバンク内川聖一外野手(29)が3番DHで強行先発し、2安打を放った。1点を追う3回2死二塁、オリックス中山の外角低めチェンジアップを芯で捉え中前へ運んだ。前日8日は大事をとって欠場。復帰してすぐに貴重な同点打を放つなど活躍した。

 「まだ規定打席(446打席)に達していない中で、優勝したから休んだとも思われたくない。首位打者を意識している。せっかく取るんだったら、規定打席はいきたい」

 打率は3割4分2厘で断トツ。この日5打席立ち、最終規定打席まであと8打席。欠場しても、野球規則で認められた“認定”首位打者となる可能性は高い。だが、本人は規定打席にこだわる。両リーグで首位打者獲得となれば史上2人目の快挙。残り6試合で、どこからも文句のないタイトルにするつもりだ。

 チームは7連勝でリーグ優勝を決めてから無敗。苦手オリックスにも2連勝し、史上初の11球団からの勝ち越しまで“マジック1”。秋山監督は「向こう(オリックス)も(CS進出が)あるけど、うちはうちで」。完全首位打者を狙う内川のバットは、完全優勝を狙うチームとシンクロしている。【奈島宏樹】

 ◆野球規則10・22(a)抜粋

 必要な打席数に満たない打者でも、その不足分を打数として加算し、なお最高の打率、長打率、出塁率になった場合には、この打者がリーグの首位打者、最高長打率打者、最高出塁率打者となる。