<パCSファイナルステージ:ソフトバンク2-1西武>◇第3戦◇5日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク内川聖一外野手(29)が、CSファイナルステージのMVPに選ばれた。3試合で11打数5安打。打率4割5分5厘と打ちまくった。
「うれしいですけど、自分がもらっていいのかなというのが正直な気持ち。みんなに取らせてもらい、みんなで取ったMVP」
この日は西武のエース涌井をなかなか攻略できなかった。2打席凡退。チームも5回まで無安打。だが、気落ちせず、ベンチで大声を出して雰囲気を盛り上げようと必死だった。第3打席で中前安打、第4打席では左前安打。得点にはつながらなかったが、2安打で首位打者の実力を見せつけた。
「互いに意見をぶつけ合うことができる。そして、若手が遠慮なくベテランに質問できる」
しみじみ話すように、最高のチームメートに心から感謝する。若手と食事に行くと内川の隣は奪い合い。福田、今宮らが質問攻めにする。野球以外の時も野球のことを議論するのが大事と考えている。若手に指導することで、自分の意見を頭で整理できるメリットがあった。尽きない向上心が、短期決戦でのMVPにつながった。
次の目標は日本一。そして日本シリーズでもMVPを獲得することだ。首位打者に輝き、シーズンのMVP最有力候補でもある。交流戦、CSでもMVPを獲得。悲願の日本一へ、ヒットメーカーが、MVPを総ナメにする。【奈島宏樹】



