「MVP男」が日本シリーズMVPに挑む。ソフトバンク内川聖一外野手(29)が、CS制覇から一夜明け、中日との日本シリーズに向けMVP級の活躍を誓った。交流戦に続き、CSファイナルステージでMVPを獲得。レギュラーシーズンでもMVP最有力のヒットマンが、ビールかけの影響か、少し声はかれていたが、所用で福岡ヤフードームを訪れた後、きっぱりと言った。
「(MVPの活躍を求められる)そういうポジション。3試合出られて打点を挙げられる。先発投手は、1試合しか投げられないので、なかなかとれない。(打点の)チャンスをつくってくれる人がいてからこそ。チームを乗せたい気持ちもあるし、日本シリーズでもその役割をしたい。チームも勝てるということ」
MVP総ナメがホークス日本一を意味すると、内川自身が認識している。交流戦はチームトップの打率3割2分6厘で、チームをVに導いた。レギュラーシーズンでも打率3割3分8厘で首位打者に輝き、リーグ2連覇に大きく貢献。CSファイナルステージも打率4割5分5厘で、ホークスのポストシーズン6度敗退という悔し涙の歴史にピリオドを打った。12日の日本一決戦は昨季まで在籍したセ・リーグ、中日が相手だ。MVPは日本一が大前提。総ナメを狙うのも当然だ。
「日本シリーズが一番の目標。喜びも一番大きいはず。自分の活躍が勝利につながっている」
福岡で8年ぶりの胴上げを実現したスラッガーが、最高の形で1年を締めくくってみせる。【松井周治】



