ソフトバンク秋山幸二監督(49)は、打倒中日の鍵に、自慢の足を前面に押し出した攻撃を挙げた。日本シリーズ前日の公式会見。中日と戦う上での注意点を問われ「ないですね」と即答した。さらに、一瞬間を置いて「どうやって点を取るかが大事。ワンチャンスをいかにモノにできるか。自分たちの野球ができるか。足をいかに出せるか、と思っている」と青写真を明かした。
機動力-。それこそが、秋山ホークス最大の武器と言っていい。チームは両リーグトップのシーズン180盗塁。60盗塁の盗塁王本多を筆頭に、川崎(31盗塁)松田(27盗塁)長谷川(13盗塁)と2ケタ盗塁の俊足がズラリ。現に6月1日の中日戦(福岡ヤフードーム)では1試合4盗塁を決めるなど足攻めで、中日チェンを崩して、本拠の中日戦連勝を飾っている。落合竜の盗塁阻止率はセ5位の2割4分7厘。今季交流戦では中日戦4試合で8度の盗塁を試み、失敗は1度しかない。自慢の足に、秋山監督が日本一への活路を見いだすのも当然だ。
狙いは先発オーダーにも反映されそうだ。調子の上がらない4番DHのカブレラを代打待機させ、機動力のある福田や明石の先発プランも浮上する。秋山監督は「自分たちの力を思う存分出せれば。期待している。日本一になりたいと思う」。昨年はCSファイナルステージで敗れ、届かなかった日本シリーズの舞台。2年分の思いと成長を、見せるときがやってきた。【松井周治】



