<日本シリーズ第1戦:ソフトバンク1-2中日>◇第1戦◇12日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンクが「足攻め」で中日を揺さぶった。まずは3回。2死から1番川崎宗則内野手(30)が中前打で出塁すると、続く本多への2球目に二塁へスタート。タイミングは微妙だったが、中日谷繁の送球がわずかに遊撃側へそれたこともありセーフ。得点にこそつながらなかったが、シリーズ最初の試みで盗塁を成功させた。

 4回には1死から出塁した4番松田宣浩内野手(28)が、小久保への初球に二盗を成功させた。松田は6番長谷川の適時打で先制のホームイン。4番が初球から走るという思い切りのよさで、チームを鼓舞した。「(初球から)スタートを切れたらいこうと思っていた。明日以降もあるし、走るっていうことはいいことだと思う」と話した。

 今季は両リーグダントツの180盗塁を記録した。強く警戒される中の2盗塁は価値がある。敗戦の中、第2戦以降の布石を打ったことは大きな収穫だった。