<日本シリーズ:ソフトバンク1-2中日>◇第2戦◇13日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクのエース杉内俊哉投手(31)が意地の投球を見せた。7回表に先制点こそ失ったが、7回2/3を5安打1失点。CSファイナルステージ第3戦では、延長10回表に先制点を許した際にマウンドで大粒の涙をこぼした。この日も同点の8回に2死一、三塁のピンチを招き降板となったが、うっすらと笑顔を浮かべてマウンドを降りた。
前日12日は「投げる試合はいつも勝つつもりで投げている」と普段通りのコメントをしたが、この試合は何が何でも勝ちたかった。今季は防御率1・94ながら、8勝7敗。打線の援護に恵まれない試合が多かったものの、07年から昨季まで4年連続で2ケタ勝利を挙げていたエースとして、自分自身にふがいなさを感じていた。CSでも白星を挙げられなかっただけに、大舞台での白星で今季の悔しさを晴らすつもりだった。
試合前には孫オーナーから「頑張ってください」と直接激励されさらに気合は高まり、序盤からとばしまくった。2年目だった前回03年の阪神との日本シリーズは、本拠地での第2戦で8回無失点と好投するなど2勝を挙げMVPに輝いた。8年ぶりの日本シリーズのマウンドで白星こそ上げられなかったが、エースとして気合を十分に示した。



