プロ野球セ、パ両リーグは28日、今季のベストナインを発表し、17年目のヤクルト宮本慎也内野手(41)は、11月1日現在40歳11カ月で初受賞した。
プロ17年目、日本代表の中心選手として数多くの勲章を手にしてきたヤクルト宮本だが、意外にもベストナインを取ったことがなかった。「1回ぐらいとは思っていたけど、サードになった時点で打つ人が多いので、ないと思っていた。素直にうれしいです」と感激した。
08年途中に遊撃手から三塁にコンバート。名人芸で鳴らした前職時代を含めて、不思議と縁がない賞だった。セ・リーグで最も遅い41歳シーズンでの初受賞。受賞年齢自体、リーグ最年長になった。今季は同じ三塁を守る阪神新井貴が打点王だったが、127票の大差をつけた。「チームの成績が大きかったんだと思う」。シーズン序盤から4カ月以上首位を走った。その原動力となったベテランの姿が、初受賞につながった。
打率は3割2厘で、守備率は9割9分7厘。2年契約最終年となる来季は、2000本安打に25本に迫る。「契約は来年まで。悪ければ辞めるつもりでやる」と、1年1年が勝負と言い切る。
1月の愛媛・松山での自主トレには後継者候補の山田を連れて行く。全力で指導はするが、ポジションをやすやす渡す考えはない。「力のないやつにポジションを与えても仕方ない。山田ができるのかと言ったらまだまだ。プロの世界は与えられるものじゃない。そういうのが見えてきたら引くかもしれない。来年、最後だと思ってやる」と、厳しい姿勢を打ち出していく。【前田祐輔】




