ソフトバンク武田翔太投手(18=宮崎日大)ら新人12人が9日、福岡・西戸崎合宿所で新人合同自主トレをスタートした。

 初日はバツでもマル?

 ソフトバンクのドラフト4位白根尚貴内野手(18=開星)が、合同自主トレ初日でいきなり離脱した。インターバル走で「痛っ…」と両足太ももをつるアクシデントに見舞われ、途中から1人で仲間の走りを見学した。松江市から駆けつけた母みゆきさん(48)は「もう見ていられない」と顔を覆ってしまうほろ苦い“プロデビュー”となった。

 白根は「自分なりについて行こうと思ったけど半分でだめでした」とあっさり体力不足を認めた。並みの18歳なら仲間との差に精神的にへこみそうだが、体重100キロの体に負けない大きな心でどっしり。「高校時代は走るより筋トレ中心でしたので。遅くても数をこなせるように自分なりに体力をつけたい」と、周囲に流されないオレ流の調整を打ちだした。

 インターバル走の最後1本には両足をひきずりながら復帰する意地もみせ、練習後は「短時間でも長く感じた。実が入ったやりがいのあるトレーニングと思った」ととことん前向き。昨夏の甲子園で広まった「島根のジャイアン」の愛称を入団会見で「マル」へと変更要請。逆風スタートでもポジティブな姿勢は、丸印をもらっていいだろう。【押谷謙爾】