極寒の仙台で27日、南国育ちの楽天ケルビン・ヒメネス投手(31)が自主トレを行った。雪に見舞われた本拠地に、ドミニカ共和国出身の右腕は「寒すぎる…」と言葉を失った。だが、午前10時過ぎから室内で黙々と走り始めた。2年目の今季は、15日の来日以来ほぼ休みなく体を動かしている。外国人選手の場合、キャンプイン直前に来日するケースがほとんどだが「久米島に行く前に、しっかり体ができているところを見てほしい」と前倒しで準備。今年に懸ける意気込みの表れだ。韓国リーグ14勝を引っ提げ入団したが、昨季は故障もあり1勝止まりだった。「数字の目標は立てない。1年間、健康に投げること」と通年で働くことを唯一の目標とした。