広島の守護神デニス・サファテ投手(30)が“最強布陣”をぶち上げた。前日に再来日した助っ人右腕は29日、広島市内のホテルで「左は青木、右は今村。そして永川勝も投げ込んでいると聞いた。横山も戻れば最強布陣だ」と中継ぎ陣の充実を口にした。特にオリオールズ時代の同僚で205センチ右腕ミコライオの加入と、今村の開花を喜ぶ。「もちろん抑えのポジションは与えないが、今村は将来的に抑えも十分やっていける」と太鼓判を押した。

 サファテは昨季、9月末までリーグトップの35セーブでセーブ王の本命だったが鼠径(そけい)ヘルニア手術のために途中離脱。だが手術も成功し「まったく問題ない。あの時期の帰国は良い決断だった」とうなずく。「先発も駒がそろっている。投手王国の時代は直接知らないが、今の状況はいい」と自信を見せていた。