無敵新戦力打線だ!
巨人原辰徳監督(53)が2日、全体練習を行った東京ドームで、今日3日の西武戦(東京ドーム)のオーダーを披露した。3番にジョン・ボウカー外野手(28=フィリーズ)、4番には主将の阿部慎之助捕手(32)ではなく、村田修一内野手(31)を据えると明言。まずは、西武のエース涌井を相手に、新戦力を前面に押し出したオーダーの破壊力をテスト。開幕まで、真の無敵打線を目指し、模索、追求していく。
東京ドームは、やはり居心地がいい。原監督の舌も自然と滑らかになる。ナインの練習を眺めながら「明日のオーダーはね…」と、新機軸打線の全容を明かした。「1番長野、2番松本、3番ボウカー、4番村田、5番慎之助、6番ハヤト、7番ガッツ、8番藤村。9番は指名打者です。指名打者はみなさんが予想して下さい。その多数決で決めようか?」。最後はジョークも交えるリップサービスだった。
最大のポイントは、クリーンアップの改造だ。3番に好調左打者・ボウカーを置くことで、4番は通常通りの阿部ではなく、右の村田に変えた。「阿部がよくないというわけではない。ジグザグは理想型ですから」と、対戦相手へのプレッシャーを重視しての4番変更と強調した。「阿部-村田は離さない」と話しており、順番の入れ替わることは予告通りともいえる。村田は「後ろにいい打者がいるのは自分にもプラスになる。阿部さんがいるのは心強い」と大歓迎。初めて巨人のユニホームで東京ドームに立つだけに「4番サード村田」は、これ以上ない演出となる。
初めて3番に座るボウカーは「野手のいないところにライナー性の打球を打つだけ。自分のやることは、何番だろうと変わらない」と打順変更に執着も困惑もないと話す。この日は一塁の守備も披露。前日1日、ジャイアンツ球場での非公開練習で、一塁守備の練習を行っていた。この日も、塩川通訳のファーストミットを借りて、軽快に投内連係をこなした。米国でも一塁手の経験があり、守備位置にも執着も困惑もない。原監督も「2つの守備位置ができるのは、こちらとしてはありがたい」と、1オプションとして準備と話した。
昨季首位打者の長野が1番、昨季得点圏打率トップの坂本が6番と、適性にマッチした打順と言えそう。それでも原監督は「これで決まりではない。オープン戦十何試合かで試していきたい。残り6、7試合で固まる」と話す。最強の無敵打線を探る、躍動が始まった。【金子航】




