<オープン戦:オリックス3-11中日>◇11日◇京セラドーム大阪

 そらスタメン落ちもあるよ。オリックス岡田彰布監督(54)が、T-岡田外野手(24)に荒療治を施した。オープン戦打率1割1分1厘だった大砲を中日戦で7番に降格。発奮して2安打したが試合後は「今の状態ではメンバーはまだまだ決まらん。(オーダーに)入る、入らんも出てくるやろうな。7番ならいつでも外せる」とシーズンでの先発落ちさえにおわせた。

 12年構想では4番李大浩、5番T-岡田だった。ただこの日の5番高橋信が右の中田賢から2安打。右打者が並ぶ4、5番が機能して「心配はいらんよ。あとは一番いいつながりが、どう出るか。もう少し試してみるけどな」と口にした。T-岡田は「(危機感は)ずっと前からあります。打ってないですから。自分で何とかするしかない」と声を振り絞った。