2年目で初の開幕投手を務める日本ハム斎藤佑樹投手(23)が28日、立ち上がりに全身全霊を傾けることを誓った。対戦相手の西武首脳陣や選手らは、不安定な序盤に勝負をかける意気込みを見せている。「オープン戦では、立ち上がりに点を取られるケースがあった。そこに注意しながらいきたい」と意気込んだ。

 10日の復興支援試合を除く2月の練習試合と3月のオープン戦の計6試合では、全て3回までに失点している。序盤を課題としているだけに「粘り強く投げたい」と投球数が増えても慎重に試合に入るつもりだ。

 この日は、札幌ドームのブルペンに入り、約50球を投げ込んだ。開幕前最後の投球練習。「試合になってみないと分からない。いい部分が出るのを(期待したい)」と気持ちの高ぶりは感じている。「昨日あたりから早く投げたい気持ちが出てきた」。初の大役へ、戦闘態勢は整いつつある。