<楽天5-0ソフトバンク>◇3日◇Kスタ宮城
連続日本一へ意外な敵?
ソフトバンクが楽天に今季初黒星を喫した。先発塩見に散発4安打の完封負けで、開幕からの連勝は3でストップ。完全優勝した昨季も14度あった無得点試合のうち6試合が楽天戦だった。昨年から塩見には15回1/3連続無得点。2年目の左腕を見過ごすわけにはいかなくなった。
14メートルの強い風が吹き、冷たい雨が頬をたたいた。敗北感が増幅される悪天候だった。秋山幸二監督(49)は「塩見にやられた」とだけ話すと、1度も立ち止まることなく帰りのバスに乗り込んだ。ベンチ裏を久々に重い空気が埋めた。
開幕3連勝と3連敗。ソフトバンクにあるはずの勢いは相手左腕にそがれた。中前打の本多を犠打で進めた初回1死二塁の先制チャンスで無得点に終わると、ゼロ行進が止まらない。二塁を踏めたのは2度だけ。散発4安打のシャットアウトを食らった。
4番松中も「真っすぐ、フォークをいいところに決められた」と歯ぎしり。6回に捉えた打球は右翼正面を突く不運だった。3三振の5番小久保、さらに2人の打撃コーチの表情も険しかった。
立花コーチ
うまくバラけているしストライクが取れる。
藤井コーチ
コントロールがいい。去年に比べて腕の振りが良くなっている。自信をつけている感じだ。
塩見は入団年の昨年9勝を挙げ、うちソフトバンクは3勝を献上。この左腕に対して打線は15回1/3、点を奪えずにいる。さらに、全球団に勝ち越す完全Vを達成した昨年において、楽天にまつわる嫌なデータもある。14度あった無得点試合(引き分け含む)のうち6度が楽天戦。チームの対戦打率はパ5球団で最低の2割4分7厘、さらに試合を行った15球場でKスタ宮城は最低の2割1分9厘だった。田中や岩隈に続き、今年はこの塩見がやっかいな相手になるかもしれない。
楽天、西武とのビジター6連戦を黒星発進。秋山監督は遠征直前、オーダーについて「しばらくはこれだな。けが人が出たとかなら替えるけど」と手応えを持っていた。開幕早々、苦手意識を持つわけにはいかない。今日4日に仕切り直す。【押谷謙爾】



