<広島0-2中日>◇20日◇マツダスタジアム
またしても竜にやられた。広島先発バリントンが7回1失点の好投を見せたが、打線がチャンスを生かせずに見殺し。首位浮上の好機も逃した。これで中日には引き分けをはさみ3連敗。今季DeNAと巨人以外の3チームにはまだ勝ち星なし。弱きをくじき、強きを助けるのでは、上位進出はかなわない。今日21日こそ勝って流れを変える。
野村謙二郎監督(45)の言葉に、勝てない悔しさが凝集していた。中日にまたも敗れた。今季4度対戦し、1分け3敗。首位浮上のチャンスも阻止された。
野村監督
最大のチャンスを生かせず、たった1つの四球からつながれて失点してしまう。点を取れるところで取れないとこういうことになる。それを打破しないと、このチームは勝てない。誰がどうとかは言わない。試合に出ていた選手が一番分かっているはずですから。
立ち上がりから中日先発山内から好機をつくった。2回1死二塁は後続がなく、3回2死二塁の好機は、梵の右前打で東出が本塁に突入も好返球で憤死した。指揮官が「最大の好機」と言った6回1死満塁のチャンスでは、4番栗原が遊ゴロで、またしても東出が本塁でアウト。続くニックも凡打して逸機した。栗原は「何とかしたかったんですが…積極的にいくつもりでしたが、ゴロになってはいけなかった」と唇をかんだ。
味方打線の援護のなさに耐えきれなかったのか、バリントンが7回2死から四球をきっかけに先制点を奪われた。9回には3番手岸本が、痛恨の暴投で手痛い2点目を献上。競った展開で中盤以降に点を奪われて敗れる中日戦の負けパターンを、この日も繰り返した。
連勝は3でストップした。9勝7敗2分で貯金「2」だが、今季はDeNA戦(6勝)、巨人戦(3勝)の下位2チーム以外には1つも勝っていない。上位進出には苦手チームを作らないのが鉄則。高野手チーフコーチは「チャンスに1本出るかどうか。出せる強さがほしい。もちろん(苦手は)作らない方がいい。気持ちの強さで打破してほしい」と野手陣の奮起をうながした。まずは今日21日、中日に勝ちきることだ。【高垣誠】



