<阪神1-2巨人>◇6日◇甲子園
神様の一打に夢を見た。阪神桧山進次郎外野手(42)が意地の安打で好機を演出した。2点ビハインドの9回。1死から関本が四球で出塁。「代打桧山」がコールされると、4万6701人で埋まった甲子園から万雷の拍手が降り注いだ。マウンドには守護神西村が仁王立ち。2球続けて直球を空振りし、あっという間に追い込まれた。ここからが神様の腕の見せどころ。2ボール2ストライクとカウントをかせぎ、外角143キロ直球をミート。二塁寺内の足元を抜いて、右前に運んだ。
4月20日DeNA戦以来の安打で1死一、三塁にチャンスを広げ、代走大和を送られ、お役御免。1発が出ればサヨナラの場面に、がぜん虎党の期待が膨らむ。鳥谷の中犠飛の1点止まりだったが、神様はやっぱり頼もしい。
「連戦も終わったし、気持ちを切り替えて。また明後日から」。42歳のベテランは、自らに言い聞かせるように繰り返し、前を向いた。



