巨人の「金環V」がはっきり見えた!

 21日、日本では25年ぶりの金環日食が観測された。全国のフィーバーに漏れず、ジャイアンツ球場の話題も金環“一色”。杉内俊哉投手(31)は「見ましたよ」と、家族で日食グラスを装着して観測。沢村拓一投手(24)も「嫁は興奮していましたね」と笑顔で話した。

 1950年(昭25)の2リーグ制後、これまで日本で観測が確認されたのは、55、58、87年の計3回。巨人はいずれの年もリーグ優勝している(55年は日本一)。

 前日20日のソフトバンク戦登板で右足をつった沢村は「足は全然大丈夫。ドームはマウンドが硬いし人より右足を使うので、スパイクを変えるとか水分補給とか対策を考えないと」と、“金環より筋トレ”といった感じだったが、「金環日食=巨人V」の法則には「そうなんですか?

 すごいですね」。杉内は「じゃ、優勝するじゃないですか」と声を弾ませた。

 宇宙の神秘がもたらす吉兆は“統計学的”データをもしのぎそうだ。4月には球団史上優勝したことがない借金7となり、“統計学的”にはV確率0%の状況に陥った。それでも現在は引き分けを挟んで7連勝中のリーグ2位と巻き返し、今日22日からは敵地で西武と戦う。2戦目の先発が予想される杉内は「チームが連勝していますので、その勢いに乗っていきます」と結んだ。宇宙の神秘的なロマンまでが、巨人「金環V」を後押ししている。【浜本卓也】