準備は整った。女性問題による「謹慎」を解かれた西武涌井秀章投手(26)がイースタン・リーグDeNA戦で、1点リードの9回に登板。2安打を浴びたが無失点に抑え、セーブを挙げた。「いきなりトップギアに入れなかった」と実戦感覚のズレはあったが、最速145キロをマークするなど、ボールの威力は十分。19日の同戦は降雨ノーゲームでわずか9球で終わったが、この日は17球投げ、連投テストをクリアした。渡辺監督は「登録するよ」と22日オリックス戦(県営大宮)からの1軍合流を明言した。

 「謹慎」から約1カ月。ウイニングショットに磨きをかけ、9回のマウンドに帰ってくる。実戦登板を禁止され、ブルペン投球のみの中、フォークを改良。握りを変えたことで、軌道が安定した。この日も高森から空振りを奪うなど収穫十分。グラブの位置を下げたセットポジションの手応えも上々で、最大限の準備を整えた。この日は天候不良を考慮し、球団側のバックアップも受け、前日19日に開催場所を西武第2球場から西武ドームに変更。516人集まったファンからは温かい拍手が送られた。「やれることはやってきた。やるしかない」と決意を込めた。【久保賢吾】