<西武2-6楽天>◇6日◇西武ドーム
楽天塩見貴洋投手(23)が緊急登板で粘投した。試合前練習中に田中の先発回避を伝えられ、急きょ先発を託された。それでも1回を3者凡退。打線の援護にも助けられ、5回2失点で6勝目を挙げた。5月19日以来、約2カ月ぶりの勝利に「(先発が)あるかもしれないと言われてたので、準備はしてました。ここ最近結果も出てなかったので、チャンスをものにしたかった」と振り返った。
アクシデントにも動じなかった。同学年でよきライバルの田中からは「ごめん」と声をかけられ、「なんとか期待に応えたかった。いろんな気持ちはあったんですけど、あまり考えずに試合をつくろうと思ってました」。5連敗中で苦しんでいた。不調時は直球が130キロ台だったが、3日のブルペンでは腕を振り、強い球を投げることを意識。佐藤投手コーチも「フォームはそんなに問題ない。あとは勝ちがつけばね」と復調を予感していた。
この日は最速143キロをマークし、球威は戻ってきた。久しぶりの勝利に塩見は「やっと勝ったので、これで乗っていけたらと思います」と明るい表情。星野監督も「これをきっかけにしないと」と今後の登板に期待していた。【斎藤庸裕】
▼楽天は予告先発の田中が登板回避。代わって先発した塩見が勝利投手になった。予告先発の変更は通算27度目で、代役の勝利は04年4月23日に星野(ダイエー)が胃腸炎の和田に代わって先発し勝って以来、8年ぶり5度目。



