今年4月に海外FA権を取得した阪神藤川球児投手(32)が7月31日、初めて米メジャー球団の首脳トップから調査ターゲットとして指名された。今日1日に来日するダイヤモンドバックスの球団首脳が、藤川と西武中島を視察する予定であることが分かった。

 30日付のニューヨーク・タイムズ電子版によると、ケビン・タワーズGMは来季メジャーに挑戦する可能性のある、2選手に関心を示し「我々の資金力に見合ったダイヤモンドの原石、埋もれている才能を探したい」とも話している。ダイヤモンドバックスはプッツが守護神を務めるが、35歳と高齢。救援陣を強化するためにも、藤川を補強リストに入れている模様だ。

 6月上旬にレンジャーズが藤川の投球を視察。7月27、28日にはマリナーズのスカウト陣も調査のため、甲子園を訪れていた。ダイヤモンドバックスは明日2日のヤクルト戦(甲子園)を観戦予定。米球団のチェックも熱を帯びてきた。