<楽天2-4ソフトバンク>◇22日◇Kスタ宮城
まだまだ優勝をあきらめない!
ソフトバンクが眼下の楽天をたたき、首位と3ゲーム差に再接近した。8回に本多雄一内野手(27)の勝ち越し2点適時打で振り切った。本多は走っては4年連続となる30個目の盗塁を決め、守っては冷静な判断で併殺を奪った。すべての面で引っ張る選手会長の活躍で、逆転のリーグ3連覇へ再加速だ。
本多の執念だった。同点の8回2死満塁、真ん中カットボールを右翼前にはじき返す決勝打だ。「やっと打てました。ちょっと球が沈んだ分バットがスムーズに出るところに来た」。一塁ベース上で両手を広げバンザイし、ベンチに向かって左手で力強くガッツポーズを見せた。
前日は延長10回1-1ドロー。この日も2-2の同点のまま終盤を迎えた。上位を目指すには勝つしかないのに、8回まで毎回安打で拙攻続き。いやな流れを一掃する一打。秋山監督も「いいところで打ったね」と勝負強さを絶賛した。
守りでも魅せた。1点リードの5回は無死満塁の大ピンチ。藤田の高いバウンドの打球に突っ込んだ。一塁走者聖沢と重なることを恐れず打球をつかみタッチし、冷静に一塁に送球し併殺を奪った。同点にはなったが、壊れそうな流れを断ち切った。7回には今季30個目の盗塁。「去年(60個)、一昨年(59個)よりは全然ですが、次は40目指してやっていきたい」と、前向きだ。
首痛に悩まされ、2度の離脱と不本意な今季。突然悪化する恐怖を抱えながらも、一塁へのヘッドスライディングなど全力プレーを続ける。2戦ぶり今季6度目の猛打賞と大事な終盤戦で調子も上向き。「勝たないと、ゲーム差を縮めていかないと意味がない」と表情を引き締めた。
首位日本ハムが敗れ3ゲーム差に縮まった。残りはわずか10試合だが、10年は残り2試合で首位を奪いゴールした。競り合いになれば、力を発揮する。【石橋隆雄】



