球界最年長、47歳の中日山本昌投手が25日、現役続行の意欲をみせた。プロ30年目となる来季について「僕の気持ちは全然なえてない」と初めて自らの口で意思を示した。「まだ何も決まっていない。周りの人たちの判断もある」と球団側に配慮したが、来季も戦いの場に身を置く決意はすでに固まっているようだ。

 この日はナゴヤドームで行われた記念球の展示式に出席。4月30日DeNA戦で達成した球団新記録となる212勝目のウイニングボールをドーム内のミュージアムに寄贈した。ボールを握りしめた大ベテランは「選手寿命は延びてますし、技術論も確立されている。いつか超えてくれる後輩が出てきてほしい」と目を輝かせた。

 山本昌は引退覚悟で臨んだ9月8日阪神戦で5回1/3を5安打無失点と好投。続く21日阪神戦でも5回3安打無失点と安定した内容を残した。今季はここまで12試合に登板して2勝2敗、防御率3・08。権藤投手コーチも「2試合続けての好投は評価できる。候補から外せない」と、10月13日から始まるCS戦力として名前を挙げている。

 すでに球団には現役続行の意思は伝えている。中日の佐藤良平球団代表は「まだ正式なオファーはしていない」と言いつつも「戦力外にする、という人はいない」と、来季契約へ前向きな姿勢を示した。