我慢できん!

 早く見たい!

 中日高木守道監督(71)が12日、急きょサバイバル紅白戦を行うことを決めた。21、22日の2試合で舞台はナゴヤ球場。現在3カ所で行われているキャンプを打ち上げてから再集合する異例の形だ。「この秋の成果を試したい。それを測るには実戦が一番」と守道プロデューサーはヤル気満々だった。

 キャンプは若手野手が沖縄・北谷、若手投手が愛知・阿久比、残留組がナゴヤ球場と3カ所で開催中だ。監督も実戦が組めないのは承知の上で分離した。北谷で打撃投手を務めるなど若手をシゴくうちに、成果を試したくてウズウズした様子。数日前から「実戦がしたくなった」と沖縄でキャンプ中の日本ハム斎藤にもシート打撃登板のラブコールを送っていた。

 とうとう自分で段取りをつけたが、単なる成果試しでは終わらない。「この内容で北谷か読谷か仕分けするぞ」と来春キャンプの1、2軍を振り分ける資料とするつもりだ。「結果が出れば一番いいけど、大事なのは内容だね」。オリックス戦力外のテスト生丹羽も参加予定。キャンプが終わってもエンドレスの守道劇場。ひらめき即実行の指揮官のお眼鏡にかなうのは誰だ?【松井清員】