巨人内海哲也投手(30)と小山雄輝投手(24)が11日、岩手・陸前高田市の小友小学校を訪れた。内海は昨年、クリスマスイベントで同校の少年野球団と知り合った。子どもたちと「会いに来るから」と交わした約束を守った。全校児童75人には内緒のサプライズ訪問。校庭で鬼ごっこをしたり、野球を指導したりと、日が暮れるまで触れ合った。

 多忙なオフの合間を縫って、などという感覚はなかった。震災復興へ道半ばの陸前高田を目の当たりにし「こらえるのに必死でした」と言った。「自分が何かを言うのは、おこがましい。みんなが、自分たちの力で、切り開いている。だからこうして、この場で出会えた。それでいいと思う」と続け、交流できた縁に感謝した。

 持ち前の明るさで、あっという間にうち解けた内海。「もっと、野球を通じて何かを与えられたらいい」と意を新たにした。小山も「5年、10年、20年と続けていけたらいい。来年も機会があれば、僕は進んで参加します」と、出発時間ギリギリまで一緒に過ごした。気は優しくて力持ちを地でいった2人。少年少女は帰りのバスを名残惜しそうに追いかけていた。【宮下敬至】