ブランコは乗せない!

 中日和田一浩外野手(40)が13日、DeNAへの移籍が決まったトニ・ブランコ内野手(32)を挑発した。古巣戦は空回りしやすい、谷繁の頭脳が封じる-など大砲を扇風機にすると自信。「みんなが打線として機能すればいい」と、今季の4番流出も問題なしを強調した。

 なぜブランコがDeNAに行っちゃうの?

 来年のドラゴンズは大丈夫?

 そんなファンのモヤモヤを和田の言葉が吹き飛ばした。主砲の同一リーグ移籍にも「そういう世界だからしょうがない」とサバサバ。「1人(ブランコが)抜けたから弱くなると言えば、言い訳になる。そんなこと言ってられない」と打倒DeNA!

 打倒ブランコ!

 と拳を突き上げた。自信の口ぶりには理由がある。ベンちゃんが3つの安心理論を明かした。

 (1)古巣相手はガチガチ

 日本球界で4年通算111本塁打のブランコも人の子。古巣の中日との対戦となれば、緊張するはず。「移籍した頃は僕もそうだった。西武との対戦は力んでいた」と、08年に西武からFA移籍した自身の経験から推測した。

 (2)中日には谷繁がいる

 チームには球界を代表する捕手がいる。「こと中日戦に関しては谷繁さんが打たせないでしょう。ブランコをパニックにさせる。黙ってないでしょう」。竜の頭脳がそう簡単に打たせるわけがないと断言した。

 (3)新しい力

 誰かが抜ければ、誰かが出てくる。和田は「新しい外国人も来る。いなくなれば誰かが出てくる」ときっぱり。ブランコが抜けることでチームは活性化する。穴は十分に埋めることができる。

 クリーンアップでタッグを組んできた和田は、ブランコを乗せない方法を理解している。「4年間見ていて、抜けた変化球や甘めの変化球は高い確率でホームランになる」。つまり、その強みを出させなければいい。

 もちろん、口だけではない。2年連続フル出場を目指す40歳は、体を休めることなく年内はナゴヤ球場で自主トレに励む予定。年明けには恒例の佐賀・武雄温泉で鉄人ボディーを作り直す。ブランコの穴を埋める4番筆頭はこの男だ。【桝井聡】