ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)が16日、懸案の抑え投手について、1人に固定せず柔軟なスタンスで臨む方針を示した。タイプ的には中日浅尾が「最も近い」と考えているが、滑りやすい大会使用球への対応は未知数。状況によっては「前回リリーフとして最高の仕事をしている」と、国際大会で実績がある巨人杉内俊哉投手(32)を起用する可能性を示唆した。

 杉内は前回のWBCでリリーフとして5試合に登板して無失点、被安打はゼロだった。キューバ戦では終盤の3イニングをピシャリと抑えてセーブをマークしている。山本監督は「今回も大事な終盤の2イニングとかを任せるかもしれない」と、7回、もしくは8回から杉内を投入して、そのまま逃げ切る作戦をイメージした。

 先発としても計算できる貴重な戦力だけに、山本監督は「最後は来年2月の宮崎合宿で個々の状態をみて決めたい」と、ギリギリまで考えて判断する予定。いずれにしても、ライバル国から「ミスター・ゼロ」として恐れられている杉内の起用法が、重要なポイントになることは間違いなさそうだ。(ホノルル=広瀬雷太)