広島野村謙二郎監督(46)が16日、就任4年目にして初めて開幕投手を明言した。広島市内のホテルで行われた大竹の結婚披露宴に出席。「できれば開幕はマエケンにやってほしい」と話し、来春3月29日巨人戦(東京ドーム)での開幕戦先発投手に前田健太投手(24)を指名した。
沢村賞を獲得した次の年の11年、予告先発が導入された12年シーズンでさえ、ギリギリまで口を割らなかった指揮官が異例の公表だ。
イレギュラーな日程になるからこそ、エースへの信頼を示した。来季は開幕直前にWBCが開催され、前田健も先発ローテーションの一角として活躍が期待される。現地時間の19日(日本時間20日)に行われる決勝にすれば、帰国は早くても22日。開幕までの猶予は7日間となる。
前田健が4年連続の開幕投手を務めれば、球団史上4人目。「何もなければやりたいけど、(WBCが開催される)来年に関してはこだわりはありません」。例年は大役に意欲的なエースも、初めて日の丸を背負う今回は、さすがに慎重な姿勢を見せた。
だが、過去3度の開幕戦の成績は1勝2敗、防御率4・26と満足な結果を残せてはいない。さらに巨人戦は今季は1度しか対戦がなく、ここ2年では5試合で1勝3敗、防御率3・19と“貸し”がある。巨人の開幕投手も、代表入りが確実な内海。世界一からセ界一へ-。エースを奮い立たせる舞台は整っている。【鎌田真一郎】




