「津田魂」で藤浪と勝負!!
阪神岩本輝投手(20)が、来年1月に山口・周南市内の旅館を拠点に自主トレを行うプランを温めていることが16日、分かった。母校・南陽工に近く、集中してトレーニングを行うのに最適の地だ。
今季は9月9日中日戦で1軍初登板初先発し、プロ初勝利。デビューイヤーは2勝1敗で防御率0・00だ。飛躍を予感させる奮闘だったが、慢心はない。オフの計画もバッチリ。「学校の近くが一番。食事も全部出してもらえる。練習しかない」と気を引き締めた。
岩本にとっては「原点回帰」の場所だ。10年、ドラフト指名された直後、ファンが殺到したため、この旅館で寝泊まりした。南陽工の先輩で広島の抑えとして活躍した故津田恒実氏(享年32)と宿泊先の主人が懇意にしていたことから、生前のサインボールを贈られていた。岩本は言う。「ここでやんないとな、って時に『よしっ』って自信がつく。試合前に握って魂をもらっています」。登板前に触り、力に変えていた。
津田氏は「炎のストッパー」と称された。岩本には新たなライバルとしてドラフト1位の大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(18)が出現。「簡単には負けない」とも話してきた。津田氏から授かった闘魂で、先輩としての意地を見せる。【酒井俊作】



