ヤクルト畠山和洋内野手(30)が「脳内革命」で復活を期す。沖縄・浦添キャンプ第3クール初日の13日、打撃成績が前年を全て下回った昨季を「外角でカウントを整えられた」と、あらためて反省。「自分のストライクゾーンが内角にずれていた。(復活の)ポイントは元に戻すこと」と、頭の中の修正に着手していると明かした。

 外角打ちは主砲にとって必要不可欠だ。池山打撃コーチは「投手は外角の球を投げる練習をする。主力はそこを打たないと」と話す。だが、左足を開いて構える畠山は「(踏み込む)足がずれていた」と指摘。構えを変えるのは難しい。だから、左足をしっかり踏み込むことを体に染み込ませることで、外角への意識を植え付けながらフォームを矯正している。

 昨秋からの「脳内革命」の成果は出てきた。フリー打撃では外寄りの直球にも踏み込み、58スイングで左翼席に8本を放り込んだ。「ストライクゾーンを元に戻すために踏み込んでます」と意図を持って練習に取り組む姿に、池山打撃コーチは「人は目で見て、脳が反応して、体が動く。だから意識付けが間違っていなければ大丈夫と思う」と太鼓判を押した。【浜本卓也】