DeNA中畑清監督(59)が14日、堂々と先発投手を予告した。4月2日に巨人を迎え撃つ本拠地横浜での“開幕投手”に中日から移籍したエンジェルベルト・ソト投手(30)を指名した。開幕カード中日戦でのソトの起用について聞かれ「次のカード(巨人戦)でしょ。頭でね。勝つんだよ!

 そのために取ったんだ。オレはウソは申しません」と宣言した。

 初めて打撃投手を務めたソトはラミレス、ブランコ、モーガン、中村に計41球を投げ、24スイングで安打性3本に抑えた。「感触はよかった。巨人だろうがどこのチームだろうが自分の仕事をする」と自信たっぷり。対巨人は11年は4試合1勝1敗で防御率1・75。昨年は最後の先発登板試合で坂本に満塁本塁打を許したが、それ以外は5試合で防御率は1・77。巨人キラーぶりは証明済みだ。

 中畑監督は「キチッとスイングさせない。右打者は苦しそうなスイングだった。安心したよ」。開幕投手より先に巨人初戦の先発を決めてしまった。【矢後洋一】