阪神中西清起投手コーチ(50)が、若手投手陣を公開説教だ。前日16日中日戦の11失点に続き、2試合連続の11失点。17日、いいところのなかった中継ぎ陣を室内練習場に集め、約15分間ミーティングを行った。7回から登板した左腕高宮が2死から伊藤隼の失策も絡み、1回3安打3失点。8回に登場したドラフト3位田面(たなぼ)巧二郎投手(22=JFE東日本)は2/3、3安打4失点で降板。2四球に暴投や捕逸など4つのバッテリーエラーで自滅した。藤原は1回1/3、2安打2失点。8点ビハインドの9回は、先頭に四球を与える乱調だった。

 中西コーチは、高宮について「もうちょっと左バッターを崩してほしい」と注文を出した。田面は「ブルペンとマウンドで投げ方が変わる」とし、藤原は「話にならんな。リリーフとしていつまでたっても、筒井や加藤に勝たれへん」とバッサリだった。

 投手交代の際に、虎党から「中西さん、あんたが投げや!」とヤジられるほどの崩壊ぶり。絶対的守護神藤川が抜けた中継ぎ陣は不安要素がいっぱいだ。