<オープン戦:楽天4-2ヤクルト>◇10日◇倉敷

 打順を待つ楽天西田哲朗内野手(21)の耳に、星野監督の言葉が届いた。「お前はファウルばっかりや。一発で仕留めてこい」。10日のヤクルト戦(倉敷)。2-2の4回1死満塁だった。指摘された通り、初球はファウル。3球目もファウルだったが、引っ張って左翼方向の当たりに、西田は「良い時の感覚。あのファウルで取り戻しました」。最後は甘いスライダーをとらえ、右翼線に勝ち越し2点二塁打を放った。監督の望んだように一発では仕留められなかったが、大事な仕事をした。

 ファウルが増えていた原因を「自分のスイングができていなかった。腕だけで振っていた」と分析した。キャンプに始まりオープン戦も中盤。4年目で初の開幕1軍が見えてきたが、疲れもたまる時期ではある。だが「疲れのせいとは思いたくないんです」と即答した。自分の形を崩していたのは、あくまで技術が足りないから。そう思うようにしている。

 田代打撃コーチは「最近は軸がずれていた。修正できているね」と、ひと安心。西田は「(不調が)シーズンではなくオープン戦で出て良かったです」と言った。当然のように1軍に残るつもりだ。【古川真弥】