ソフトバンクの新外国人ヴィセンテ・パディーヤ投手(35=レッドソックス)が週2度の先発で開幕カードに備える。今日12日のオリックス戦(京セラドーム大阪)での先発が急きょ、決定。秋山監督は「最初はバッピー(打撃投手)をするはずだったけど、投げさせることにした」と明かした。当初、先発予定だった武田を2番手にずらし、メジャー108勝右腕に2イニング前後の調整マウンドを優先的に与えた。
この調整登板をクリアすると、中3日で16日DeNA戦(横浜)先発にパディーヤの名前が収まる。指揮官も「そうなるだろうな」と見通しを口にした。そのまま中6日でローテーションを回っていけば、29日からの開幕カード、楽天戦(ヤフオクドーム)でデビューという青写真が浮かび上がる。
オープン戦初登板となった7日DeNA戦では、右手中指の爪を割りながら、4回無失点。気になる影響について「爪は大丈夫。明日(12日)投げられる」と即答した。ワインレッドのスーツにシャツの胸元をはだけさせる、ワイルドな風貌で博多駅に登場。「大阪は15年前に来たことがある」と話して驚かせたが、「冗談だよ」と笑って新幹線の車中に消えた。
昨年はメジャー119勝のペニーを獲得しながら、日本球界になじめず、1試合で帰国した。同じ轍(てつ)を踏むわけにいかない。1日も早く開幕ローテ確定の切符をつかませるため、首脳陣が1週間に2度の「優先登場」を用意した。【押谷謙爾】




